「闇営業」はこうして生まれた――
「タピる」を根付かせるには――
年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が2日、発表された。2019年の流行語の仕掛け人やゆかりの人々が表彰式で、成り立ちや言葉に込めた思いを語った。
「受賞者は、宮迫博之さんという声もあったようですが、FRIDAY編集部がいただきました。ありがとうございます」と写真週刊誌「FRIDAY」の藤田康雄編集長はあいさつした。
連日にわたってテレビ番組などで取りあげられた吉本興業の「闇営業」。芸人が所属事務所を通さずに直接営業し、ギャラをまるまる懐に入れることを指す。この言葉が世間をにぎわすきっかけは、6月7日発売の同誌のスクープ。数人のお笑い芸人が5年前、所属事務所を通さずに振り込め詐欺集団の忘年会に参加していたと報じたことだ。
「闇営業」という言葉は、この問題を取材した担当者からタイトルの提案があった時に出てきた。藤田編集長がネットで検索したところ、ヒットは当時0件だったという。「FRIDAYが報じるまで、日本でほぼ流通していない言葉。検証はしていないが、もしかすると、本当に新語なのかもしれない」と語った。
新語として社会的に大きな反響…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル